ベトナムは”カフェ天国”!世界第2位のコーヒー豆生産国!ベトナミーズ・カフェ文化を徹底解説

ベトナムは"カフェ天国"!世界第2位のコーヒー豆生産国!ベトナミーズ・カフェ文化を徹底解説

ベトナムは「ベトナムコーヒー」の本場として知られ、「世界第2位のコーヒー豆生産国」でもあります。

ホーチミンやハノイの街を歩けば、数十メートルおきにカフェが並び、どこからともなく香ばしいコーヒーの香りが漂ってきます。

まさに“カフェ天国”という言葉がぴったりの国!

ある日、ベトナム人の友人に「1日にどれくらいコーヒーを飲むの?」と聞いたところ、「朝出勤前に1杯、ランチ後にもう1杯、仕事終わりに締めの1杯で、だいたい3杯だよ〜!」という答えが返ってきて、驚いたことがあります(笑)

それほどまでに、コーヒーとカフェ時間は、ベトナムの人々の生活に深く根付いているのです。

この記事では、なぜベトナムがここまで「カフェ天国」と呼ばれるようになったのか、その歴史的・文化的背景を徹底解説します。

旅行で訪れる方はもちろん、これからベトナムに滞在予定の方も、この記事を読めば“ベトナムのカフェ文化の奥深さ”をより深く理解できるはず!

目次

ベトナムは本当にカフェが多い?街歩きで気づく“異常なカフェ密度”

グエンフエ通り@ホーチミンの”カフェアパート”──9階建ての古アパートをリノベした“個性派カフェの集合住宅”

初めてベトナムを訪れた人が驚くのは、とにかくカフェ数の多さ!

ホーチミンやハノイの中心部を歩くと、チェーン店からローカルの路地裏カフェまで、数十メートルごとにカフェが軒を連ねています。

日本では「カフェ=休日や特別な日のひととき」というイメージがありますが、ベトナムでは「カフェ=生活の一部」。

出勤前のモーニングコーヒー、仕事の合間の休憩、放課後の学生の勉強会、退勤後の友人との語らいまで――日常のあらゆる場面にカフェタイムが存在しています。

「とりあえずカフェで話そう」「勉強するならカフェに行こう」と自然に選ばれる場であり、カフェの数は需要に応じてどんどん増えているようです。

ベトナムにカフェ文化が根付いた背景

1. フランス植民地時代に持ち込まれたコーヒー

ベトナムにコーヒーが伝わったのは19世紀後半、フランス統治時代のこと。

フランス人によってアラビカ種のコーヒーが持ち込まれ、やがて標高の高いダラットなどで栽培が広がりました。

さらに、気候に適したロブスタ種の栽培が拡大し、現在ではブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー輸出国に成長。

コーヒーは一部の富裕層の嗜好品から、やがて庶民にとっても身近な飲み物へと変化していきました。

2. 暑い気候が育んだ「路上カフェ」文化

ベトナムは1年を通して温暖で蒸し暑い気候。

エアコンの効いたカフェも人気ですが、街角に並べられたプラスチックの椅子とテーブルで飲む「路上カフェ」こそベトナムらしい光景です。

路上カフェでは、練乳入りの濃厚なカフェスダ(Cà phê sữa đá:ベトナム風アイスコーヒー)が定番。

1杯1万〜2万ドン(約60〜120円)と手頃で、学生から労働者まで幅広い層が気軽に楽しんでいます。

「ちょっとひと休み」「友人とおしゃべり」といった日常のシーンに、コーヒーとカフェは欠かせない存在なのです。

3. カフェ=社交の場というライフスタイル

ベトナム人にとって「誰かと会う=カフェに行く」というのはごく自然な感覚。

打ち合わせも、家族の集まりも、恋人同士のデートも、多くはカフェで行われます。

特に若い世代はSNS文化と強く結びついており、インスタ映えするドリンクやおしゃれな内装のカフェは常に人気。

「どのカフェに行ったか」「どんな写真を撮ったか」がライフスタイルの一部としてシェアされています。

住環境から生まれる“第3のくつろぎ空間”としてのカフェ

金曜日22時過ぎのカフェ通り@ホーチミンの様子
ベトナムの若者の間で大人気!友人や恋人と寛げる個室カフェ
『Chidori Coffee in Bed』公式Facebookより)

ベトナムの都市部で暮らす若者の平均月収はおよそ2~3万円。そのうち家賃に充てられるのは日本円で1万円前後が一般的。

結果として、ベトナムの大多数の若者の住環境は、シェアハウスや下宿といった共同生活が主流となり、プライベートを確保できる空間は限られてしまっています。

こうした住環境の事情から、カフェは現地若者にとって、「自宅でも職場でもない、第3の居場所」としての役割も担っています。

実際、若者たちの多くが、日中だけでなく夜遅くまでカフェで勉強や仕事をしたり、友人と過ごしたりしています。

また、このニーズに応えるように、ベトナムの都市部には早朝から深夜まで営業しているカフェが数多く存在します。

限られた住環境を補い、誰もが安心して長時間滞在できる空間を提供することこそ、ベトナムのカフェ文化が生活に深く根付いた理由のひとつと言えるでしょう・・・!

4. ノマド・フリーランス文化との親和性

ベトナムのカフェにおいては、「Wi-Fi完備・電源あり」がもはや常識。

どのカフェに入っても、無料で高速Wi-Fiが使え、ほとんどの席の近くにコンセントが設置されています。

こうした環境の整備は、ノマドワーカーや在住外国人にとって非常にありがたいポイント。

ホーチミンやハノイでは、ノートパソコンを広げて作業する人の姿が日常的に見られます。

特に都市部では、作業しやすい広いテーブルや静かな雰囲気を提供するカフェも多く、「カフェ=仕事場」というスタイルがごく自然に浸透しています。

Wi-Fiや電源を求めてカフェを選ぶというより、“どの店にもあるのが当たり前”という水準まで、設備面の充実が進んでいます。

ベトナムのカフェ文化を象徴する定番ドリンク

ベトナムのカフェ文化を語る上で欠かせないのが、個性豊かなドリンクたちです。

カフェスダ(Cà phê sữa đá)

練乳入りアイスコーヒー。甘くて濃厚な味わい。

コーヒーは、ベトナム発祥の専用ドリッパー(コーヒーフィルター)を使って、ゆっくり抽出するのがポイント!

カフェデン(Cà phê đen)

砂糖を加えた濃厚なブラックコーヒー。日本人の舌にはかなり濃いめの仕上がり。

氷がゆっくり溶けるのを待ってから、いただきましょう(笑)

エッグコーヒー(Cà phê trứng)

ハノイ発祥。卵黄と砂糖を泡立てて作るクリーミーな一杯。

私の感想ですが、甘い濃厚プリンが液体になったようなお味です!

ココナッツコーヒー:ホーチミンやダナンで人気

ココナッツミルクシャーベットのまろやかな甘さとコーヒーの苦味が絶妙!

日本人駐在妻さんの間でも大人気のコーヒースイーツです。


以上は定番ですが、まだまだ他にもベトナムオリジナルのコーヒードリンクありますよ!ぜひ現地でお試しあれ!

こういったコーヒーのバリエーションの豊富さも、ベトナムのカフェ巡りを楽しいものにしています♪

旅行者が楽しむ“ベトナム式カフェ体験”

旅行者がベトナムでカフェを体験するなら、以下の2つのスタイルを楽しむのがオススメです。

路上カフェでローカル体験

小さな椅子に腰掛けて飲むアイスコーヒーは、まさにベトナムの日常を体感できる瞬間。

観光地近くでも1杯100円前後で楽しめます。

おしゃれカフェでSNS映え体験

近年はインテリアやコンセプトにこだわったカフェが急増中!

ベトナム発のカフェチェーンや、デザイナーズカフェでは、空間そのものが観光スポットのようです。

また、2階建てのカフェが多いので、外の景色をバックに撮るのもオススメですよ^^


滞在中に両方を試すことで、ベトナムのカフェ文化をより立体的に理解できると思います〜!

まとめ

ベトナムのカフェ文化は、

  • フランス統治時代に根付いたコーヒー文化
  • 暑い気候と路上カフェの手軽さ
  • カフェ=社交の場というライフスタイル
  • SNS・ノマドワーカーとの相性の良さ

といった歴史や社会背景が積み重なって形成されました。

その結果、ベトナムでは「コーヒーは日常」「カフェは生活の中心」という独自の文化が発展。

旅行者にとっても、在住者にとっても、カフェは欠かせない存在となっています。

ベトナム滞在中では、ぜひ街歩きの途中でカフェに立ち寄り、この国ならではのカフェ文化を体感してみてください!

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