シンチャオ〜!ベトナム・ホーチミンでの妊娠期間を経て、日本で第一子を出産したHORIMIです。
今回は、ホーチミンから日本へ里帰り出産をして「本当に良かった!」と感じたことを、元妊婦目線でまとめてみました。
ベトナムでの妊娠生活も貴重な経験でしたが、やはり日本での出産においてもメリットがありました。
これから里帰り出産を検討されている海外在住妊婦さんの参考になれば嬉しいです!
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空気が綺麗

ホーチミンでは、交通量の多さやバイクの排気ガス、歩きタバコの影響で空気の質が気になることが多々ありました。
特に妊娠中は、胎児への影響を考えると心配が尽きず・・・。
一方、日本に帰国して感じたのは、空気の清潔さ。特に地方では、空気が澄んでいて、深呼吸するたびに心が落ち着きました。
妊娠中の散歩や外出も安心して楽しむことができ、リラックスした時間を過ごせたように思います。
歩道が整備されていて歩行者優先

ホーチミンの歩道は、バイクが駐車されていたり、段差が多かったりと、妊婦にとっては歩きにくい環境でした。
それに、歩行者よりもバイクや車が優先されることも多く、外出時は常に注意が必要。
一方で、日本では歩道がしっかり整備されていて、かつ、歩行者優先の文化が根付いています。
おかげで妊娠中のウォーキングや買い物も安心して行うことができ、妊婦目線ではストレスフリーな日々を送ることができました。
自然分娩を希望できる


ベトナムでは、帝王切開が一般的な出産方法とされています。 外資系病院であれば自然分娩を希望できるようですが、日本ほどの自然分娩の知見は期待できないかもしれません。
一方、日本では、自然分娩が前提とされており、医師や助産師と相談しながら、自分の希望に沿ったバースプランを選ぶことができます。
私自身も自然分娩を希望し、実際には陣痛からお産まで35時間もかかりましたが、それでも無事に自然分娩で出産することができました。
もしもベトナムでのお産で35時間もかかるようなことがあれば・・・早々に「帝王切開に切り替えましょう!」と判断され、自然分娩を断念せざるを得なかったかもしれません・・・!
無痛分娩を利用できる

前述の通り、ベトナムでは帝王切開が主流なので、無痛分娩の機会も限られています。加えて、麻酔科医の数も少なく、無痛分娩を希望しても対応できない産院が多いと聞きました。
昨今の日本では、無痛分娩を提供する病院が増えていて、事前に説明を受けた上で選択することができます。
私が出産した産院では、24時間麻酔科医が常駐しているということで、「自然無痛分娩」を選択することができました。しかも無痛分娩に伴う追加料金は5万円!
おかげさまで、痛みに対する直前の不安が軽減され、また、実際の出産では、副反応はあったものの、痛みに邪魔されることなく綺麗にいきむことができました。
無料でマタニティグッズやサンプルをもらえる






日本では、ベビー用品店等で母子手帳を提示すれば、マタニティグッズやサンプルが入ったセットをもらえることが多いです。
オムツやベビー用品の試供品、育児情冊子など、初めての出産に役立つアイテムが揃っています。
これらのグッズは、妊娠・出産に関する情報収集や準備に大いに役立ちました。
ベトナムでは、こうしたサービスはあまり一般的ではないため、こういった日本の手厚いサポートには感動しました!
医師や助産師と日本語でやりとりできる

ベトナムでは、担当産婦人科医師が日本人医師でない限りは、英語やベトナム語でのコミュニケーションが必要となり、医療用語や細かなニュアンスを伝えるのが難しく感じることがありました。
必要な時は日本語通訳者に入ってもらいましたが、私の妊婦健診を担当した日本語通訳者は日本語ネイティブではなかったので、やや物足りなさがありました。
日本では、もちろんですが、妊婦健診から出産、産後のケアまで、すべて日本語でスムーズにやりとりができます。
また、助産師さんが妊婦健診時から登場するのは日本ならでは!産科医師よりも同じ女性の助産師さんとのコミュニケーションの方が密で、母乳相談や育児の悩みも気軽に相談できました。
優しい味付けの和食を食べられる


妊娠中は、食の好みが変わったり、つわりで食べられるものが限られたり・・・。
ホーチミンには、日本食レストランもありますが、メニュー自体は駐在員男性が好きそうな、味付けが濃いものだったり、油っこい料理(ラーメン、とんかつ、唐揚げ等)や寿司が多かったりと、妊婦には少し重たいと感じました。
日本に帰国してからは、家庭料理や和食中心の食事を楽しむことができたので、おかげで食が進み、体重も安定していきました。
特に、出汁の効いた優しい味付けの料理は、心身ともに癒されました・・・!
親族のサポートを受けられる
私は(諸事情あって実家にはお世話になれず)、産前3ヶ月は祖父宅で、産後3ヶ月は義両親宅で過ごしました。
ベトナムには、親族どころか長年の知り合いみたいな人がいないので、全て夫頼み。ベトナムにいる以上は、夫婦二人での生活が中心となり、親族のサポートを受けることは難しくなります。
今回の日本での里帰り出産では、本当に長い時間を親族と過ごしました。お互い大人なので、こんなに一緒にいる機会は、もう最後なんじゃないか?というくらい濃密な時間でした。
特に、心身共に疲労困憊だった産後については、義両親のサポートなしでは乗り越えられなかったように思います。我が子の成長を一緒に見守り、喜んでくださる義両親が側にいるのはとても心強く、孤独を感じずに済みました。
産後整体を受けられる

日本では、産前産後の骨盤矯正や整体を提供する施設が多くあります。
が、ベトナムでは、こうした産前産後整体を提供する施設は限られている上に、言語の壁もあります。
私は、身体の節々が辛くなってきた産前から整体に通い、産前産後の腰や骨盤回りの痛み改善に励みました。
おかげで、産後から3ヶ月の出国までには、以前のように軽快に歩けるようになりました!
産後ケア(宿泊型・訪問型)を受けられる



日本では、地方自治体による宿泊型(提携産院に泊まる)と訪問型(助産師の家庭訪問)の産後ケアサービスが充実しています。
私は、宿泊型と訪問型のどちらも利用し、育児のアドバイスや心身のケアを受けることができました。
特に感動したのは、産院に宿泊するタイプの産後ケア!私が里帰りした市では、市民は2,500円/1泊で最大6泊宿泊することができ、宿泊期間中は1日3食とおやつが毎日提供されました。
また、助産師さんがナースステーションにて赤ちゃんを預かってくださる間、私は病室でゆっくり休息することができました。出産してから連日睡眠不足だった私は、産後ケアのおかげで、やっと心ゆくまで睡眠時間を確保でき、もう幸せすぎて、天にも昇る心地でした・・・!
他にも、定期的に医師や助産師さんが病室に足を運び体調をチェックしてくれたり、育児相談にのってくれたり、母乳マッサージをしてくれたりと、心強さと安心感がハンパなかったです。
ベトナムでは、同居する祖父母が育児協力してくれる家庭が多いので、こうした産後ケアはまだ一般的ではなく、在留外国人が産後サポートを受けるのは難しいです。
日本での産後ケアがなければ、辛すぎた産後の体調不良や新生児期の睡眠不足を乗り越えられなかったかもしれない・・・と思うと、初産で一時帰国した甲斐は大いにあったと思います。
楽天市場やAmazonを利用できる

日本にいる間は、楽天市場やAmazonを利用できたので、妊娠・出産・育児に必要なアイテムをネット注文&まとめ買いができました。セールやポイントを利用してお買い物回りができたのは嬉しかった〜!
ベトナムで利用できるネットショッピングは、主に『Shopee(ショッピー)』と『Lazada(ラザダ)』ですが、欲しい日本製の商品が取り扱われていなかったり、日本からの輸入になるので日数がかかったりと、日本人目線では不便に感じることもしばしばで・・・。
日本だったら、気軽に日本製商品にアクセスできて、ポチッと注文したら翌日〜2,3日で届くので快適!楽天市場とAmazonを利用できるのは大きなメリットでした。
お宮参り&お食い初めができる


「お宮参り」は、生後1ヶ月頃に赤ちゃんを神社へ連れて行き、無事な誕生と健康を神様に感謝し、今後の成長を祈願する行事。赤ちゃんにとっては初めての正装、家族写真を撮る絶好の機会でもあります。
また、生後100日頃には「一生食べ物に困らないように」と願いを込めて行う「お食い初め(百日祝い)」も、日本らしい温かい儀式のひとつ。お祝い膳を用意し、家族みんなで和やかなひとときを過ごす貴重な機会です。
私の場合、日本に居られる時間は限られていたので、駐在中の夫にもベトナムから一時帰国してもらい、生後100日を待たずして、お宮参りとお食い初めをセットで執り行いました。
ベトナムにはこのような風習はないので、日本での里帰り出産を通じて、こうした日本的伝統行事を家族一緒に経験できたことは、我が子の記念にも、自分自身の良い思い出にもなりました。
まとめ
ベトナム・ホーチミンでの妊娠生活も貴重な経験でしたが、日本での里帰り出産にも多くのメリットがありました。
清潔な環境、安心の医療体制、家族のサポート、充実した産後ケア等、日本ならではの安心感を改めて実感しました。
これから里帰り出産を検討されている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
皆さんが安心して出産・育児を迎えられることを心より願っています!
