シンチャオ〜!ホーチミン在住ブロガーのHORIMIです。
今回の記事は、海外生活でも大事な「健康」にまつわるテーマ!
腰から下の不調・痛みは、正しい”靴の選び方”と”履き方”で改善するってご存じでしたか??今回は、筆者が、在ホーチミン鍼灸整体師さんから学んだ「靴の選び方&履き方」についてお話していきます!
私事ですが先日、(原因不明の)足親指つけ根に腫れと内出血が起こり、歩くのもままならない程の痛みに見舞われました、、、!
そこで、日頃から”持病の首ヘルニア・椎間板ヘルニア治療”などでお世話になっている
ベトナム・ホーチミンの鍼灸整体院『Traditional Japanese style Treatment Center(トラディショナル・ジャパニーズ・スタイル・トリートメント・センター)』さんに相談してみました。
すると、院長の高岡先生から、
「外反母趾」と「靴が合ってない」のが原因かもしれないね…。
“オーダーメイドのインソール”で、腰から下の不調や痛みは予防・改善できるから、一度作ってみない?
あわせて、靴の正しい選び方と履き方も伝授するよ。
というアドバイスをいただきまして、、、。
「”旅”と”歩くこと”が大好きな私としては、もうこれ以上、足・膝・腰の不調や痛みで悩みたくない!」と一念発起!
高岡先生にお願いして、自分の足に合った「靴の選び方&履き方」を教えてもらいました。
そして、「オーダーメイド・インソール」も製作いただきましたよ!
おかげさまで、旅先やホーチミンの街中で長距離を歩いても足が疲れにくく、腰から下の痛みが改善される等の変化を実感しています。
この身を持って、靴とインソールの重要性を体感できたので、皆さまにも情報をシェアしたく!
前編・後編に分けて、
今回は、【前編】身体の健康づくりに欠かせない「靴の選び方・履き方」についてご紹介します。
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Traditional Japanese style Treatment Center
まずは、今回お世話になった鍼灸整体院のご紹介からさせてください~!
場所
ベトナム・ホーチミンに店舗を構える鍼灸整体院『Traditional Japanese style Treatment Center(以下TJTC)』は、ホーチミン市Binh Thanh(ビンタイン)区にあります。
▲こちらが店内の様子です。
2023年時点、院長の高岡先生(写真右)と日本在住経験のあるベトナム人スタッフ・Quyenさん(写真中央)のお2人で店舗運営されています。
店舗情報
TJTC自体は、2023年2月にホーチミンで開業されたばかりですが、
院長の高岡先生は鍼灸師としては約30年、インソール作りでは20年以上8000組もの製作を手がけた、
その道のスペシャリスト!
日本語で身体の不調について相談ができ、しかも、先生の腕前も確かということで、
連日多くの在留日本人が治療に訪れているよう。(利用時は予約必須です!)
▲メニュー表の通り、高岡先生は各患者の身体の不調に対して、
あらゆるアプローチで治療を行われています。
筆者も普段は、TJTCの「鍼灸治療・整体コース(全身)」を月1~2回ほど利用していて、
持病の首腰ヘルニアや気象変動による不調・痛みを定期的に治療していただいています。
筆者が、海外生活でも大きなケガや病気もなく、
健康に暮らせているのはTJTCさんのおかげと言っても過言でありません!(感謝)
正しい靴の選び方
インソール製作当日、まずは「正しい靴の選び方」についてご指導いただきました!
「普段履いている靴を持ってくるように」と先生から事前のご案内があったので、今回3足を持参!
これら自前の靴と照らし合わせながら、
靴選びのチェックポイント6項目を教えてもらいました。
1. サイズだけじゃない!「ウィズ」も合っているか?
まずは、自分の足の「サイズ」と「ウィズ」を測ります!
私は、これまでの靴選びにおいて、“サイズ(靴の長さ)”と、試着してみての“履き心地”しかチェックしていなかったんですが、、、もしかして、皆さんもそうだったりしませんか??
実は、足長&足囲&足幅のすべてを測ることで分かる「ウィズ(又はワイズ)」というものもチェックすべきなんです!
一番長い足指の先端と、かかとの後ろの最も出っ張った部分を測った長さのこと。
サイズについては、店頭販売の靴のどれにも”cm単位”で表記されているので、ご存じの方は多いかと思います!
「足長」と、足の横幅「足幅」と、親指のつけ根(親指側の一番膨らんでいる箇所)&小指のつけ根(小指側の一番膨らんでいる箇所)を通るようにメジャーで1周ぐるっと測った長さ(太さ)である「足囲」から割り出した長さのこと。
ウィズは、『日本工業規格( JIS)』 が定める以下の表をもとに算出することができますよ~!
JIS規格のウィズは、「A、B、C、D、E、EE、EEE,EEEE、F、G」というようにアルファベットで表記されます。
足のサイズとワイズを測ってもらった結果、
私の足のサイズは「22cm」、ウィズは「B」ということが分かりました!
そして、持参した自分の靴を見てると、3足のうち2足はウィズの表記がないことが発覚(゚д゚)!
唯一ウィズ表記があったのは、『New Balance(ニューバランス)』の靴でした!
ということで、New Balanceは、正しい靴選びに必要なワイズ表記をしてくれている数少ないシューズブランドなので、
自分の足に最適な靴が見つかりやすいかと!
で、私は測定の結果、「B」ウィズということが分かったわけですが、持参したNew Balanceは「D」。。。
残念ながら、ウィズが合っていませんでした。
先生曰く、日本ではウィズ表記の需要が低いこともあってか、D以上の靴しか流通していないそうです。。。
私の小さい足に合うBウィズは、本国アメリカで探すか、オーダーメイドで作るしかないのだそう(T_T)
先生に相談したところ、足膝腰の症状が重症であれば、緊急でBウィズの靴を探したり作ったりする必要があるそうですが、
現時点で私の症状は軽いので、一旦はDウィズの靴をベースにオーダーメイドインソールを作ることにしました!
2. 靴底全体がソフトすぎず、しっかりしているか?
次に、「靴底全体の硬さ」をチェックします。
靴のつま先とかかと部分を持ち、軽く雑巾を絞るように靴をねじってみてください!
この時、簡単に形が崩れてしまうほど”ぐにゃっ”とねじ曲がる靴だとアウト!
なぜなら、靴底全体が柔らかい靴だと、
歩行時、足がねじれてしまい、かえって足が疲れやすいそうです、、、!
私はこれまで、靴底全体が柔らかくて軽量な靴の方が、足に負担がかからないと勘違いしていました(^_^;)
身体の健康を考えると、それは大間違い、、、!
むしろ、靴底は硬めで、足指のつけ根の部分だけが曲がる靴というのが理想形なのだそうです。
3. 靴のつま先が尖っていないか?指関節が曲がりやすいか?
次に、靴の前方をチェックしていきます!
靴の前方を手で曲げてみましょう!
この時に、ベストなのは足指のつけ根部分がちょうど曲がる靴です。
なぜかと言うと、足指のつけ根部分が足の中で最もよく動くところで、
「足の各指を開いた状態で、曲げることができる」という状態こそが、歩行・運動時の理想形なのです!
▲写真の先生の足のように、かかとを持ち上げた時に指が開いている状態の方が、より身体を安定させることができます!
この動きを、靴着用時でも体現できるのが理想です。
ということで、足の指と指の間隔がぎゅっと詰まる状態でかかとを持ち上げなければいけない
パンプスやミュール、ハイヒールは、身体の健康を損ねてしまう靴というわけです、、、!
4. つま先に最低5~10mmのゆとりがあるか?
次に、つま先のゆとりをチェックしていきます!
つま先に5~10mmほどの捨て寸のある靴を選びます。
つま先にゆとりがないと、 足を蹴り出す時に、足の指先が靴に当たって圧迫されてしまうからです。
つま先のゆとり具合を確認する際には、靴を試着するだけでなく、
「靴からインソールを外してみて、自分の足と直接合わせてみる」という目視確認も必要!
私も持参した靴で試してみたところ、20mmもの余白があり、「これは、ゆとりがありすぎ!」とご指摘いただきました。
試着した感じはちょうど良いと思っても、靴のインソールと直接合わせてみると、そうでもないぞ…
なんてことが、よくあるそうなので、インソールベースでのチェックもお忘れなく!
5. かかと回りが硬くしっかりしているか?
次に、かかと周りをチェック!
かかと周りは、硬くて丈夫で、かかと崩れしない!しっかりとした靴を選びましょう!
恥ずかしながら、ズボラな私はというと、靴を着脱する度に、靴ひもを緩めたり結び直したりが面倒だったので、
かかとを踏みつぶしながら着脱していました、、、!
なので、かかと周りりが”ぐにゃっ”となる柔らかいタイプを好んで選んでいたのですが、
かかと周りが柔らかい靴を履いていると、足の傾きが補正されず、歩き方が不自然になったり、靴の形まで歪んでしまったりするそうです。
この項目においても、持参した3足中『New Balance』の靴だけ、かかと周りが丈夫に作られていて、
先生から合格をいただきました!
前述した通り、New Balanceの靴は矯正靴開発時代の名残から、足の健康を考えたデザインが多いようです!
6. くるぶし周りが引き締まっているか?靴ひもできつめに締められるか?
良いお手本として、先生の靴を見せていただきました!(▲写真参照)
先生の靴は、くるぶし周りがきゅっと引き締まっています。これこそが理想の形なのだそう!
ただし、フルオーダーのハンドメイド靴でないと、このような引き締まった形にはならないとのことで、
私の靴のように工場生産品は、どうしてもくるぶし周りがふっくらとした作りとなってしまいます、、、。
私の靴のような場合は、とにかく靴ひもできつく締めるしかないそうで、
後述の「正しい靴の履き方」で解説していきます!
正しい靴の履き方
1. <前提>靴べらを使って足入れする
「靴べら」を使わずに足入れすると、かかと部分に圧力がかかり、靴が変形してしまいます、、、!
(靴かかと部のカウンターは、靴の命、心臓です!)
変形した靴だと、歩行・運動時の足の安定性を損ねてしまうことになります。
面倒ではありますが、靴べらを使って靴を履くようにしましょう!
今時は、おしゃれで小型の「携帯用靴べら」なるものがあって、お出かけ先でも持ち運べて使える
便利な靴べらが出回っていますよ~!
携帯用靴べらが気になった方は、▼各ECサイトをチェック!
2. かかとをトントンする
靴を履いたら、今度はつま先を上に向けて、かかとを軽く地面に「トントン」とします!
この動作は、つま先にゆとりを持たせるために行います。
3. 靴ひもをつま先に近い方から締めていく
「かかとトントン」でつま先にゆとりを作ったら、次は靴ひもを締めていきます。
靴ひもは、つま先に近い方から順に締めていくのですが、つま先の方は少し緩めに、
足甲にあたる上部はギュッと隙間がないように締め上げていきましょう!
4. 足首を曲げ伸ばしながら、靴ひもを再度締め上げる
靴ひもを結ぶ直前は、足を伸ばして、靴ひもを引っ張った状態で、足首を曲げ伸ばしながら、
仕上げに靴ひもを再度締め上げます!
ちょっときついと感じるかもしれませんが、これで足元がかかなり安定するはず!
以上のステップで靴を履いて歩いてみると、靴が足の動きにしっかりついてきて、足元が軽くなった感じがしました!
5. 靴を脱ぐ時
靴を脱ぐ時は、靴ひもをほどいて、上部を緩めてから脱ぐようにしましょう!
何度も言いますが、かかとを踏むと靴が傷むので絶対NGです!
また、靴ひもをほどいた方が、次に履く時に足入れしやすくなります。
まとめ
ということで、私が持参した靴3足中、総合評価で先生から合格をいただいたのは、New Balanceの靴一足のみ(^_^;)
PUMAの靴は、オーダーメイドインソールで少しは改善できるそうですが、もう一足のブランド不明の安物靴は、かかと部分が変形しているため、処分することになりました!
今回の記事では、TJTCの高岡先生から伝授いただいた「正しい靴の選び方&履き方」をご紹介していきました!
私のように足・膝・腰のどこかに疾患を抱える方は、ぜひ足元の靴から見直してみてください。
また、高岡先生曰く、子ども時代で、ある程度の身体の骨格や神経が決まってしまうので、本来であれば、
子どものうちから「成長に合わせた靴選びと正しい履き方の実践」、
そして、「オーダーメイドインソールの活用」に取り組むべきとのこと!
(靴の本場・ドイツでは、足の健康が未来を左右するということが広く知られていて、赤ちゃんの頃から”足の健康診断”が実施されているほど!)
老若男女問わず、日本、ひいてはアジアで、もっともっと足の健康を考えたり、
オーダーメイドインソールを作ったりする文化が広まればいいな〜と思います。
後日発信する後編記事では、オーダーメイドインソール製作の模様についてご紹介予定ですので、
後編も読んでもらえると幸いです^^
Traditional Japanese style Treatment Center 店舗概要
ベトナム・ホーチミン在住の方で、「オーダーメイドインソールを作りたい!」という方は、
ぜひTJTCの高岡先生にお問い合わせください〜!
住所 | 90/1 Đ. Vũ Tùng, Phường 2, Bình Thạnh, Thành phố Hồ Chí Minh |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
支払方法 | 現金・銀行送金(モバイルバンキング) |
TEL | +84 (0)35 222 2670 |
WEB |
※上記は、HORIMIが入店した2023年10月時点の内容です。実際の内容とは異なる場合がありますので、ご了承ください。
※最新情報については、店舗にお問い合わせいただきますようお願い申しあげます。
※私個人の体験・感想も含みます。効果には個人差がありますので、あくまでも参考情報としてください。
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