シンチャオ〜!
ベトナム・ハノイには、鉄道が走る線路脇にカフェが建ち並ぶ『トレインストリート』と呼ばれるカフェ通りがあります!
電車が目の前スレスレを走る・・・!!
という、ちょっとスリリングな?光景とカフェタイムを同時に味わえるのが、
ベトナム・ハノイの『トレインストリート』!
この線路沿いはカフェ通りとなっていて、カフェ利用者であれば、線路内に入場することも可能。
そのユニーク(というよりカオス?)な体験と、フォトジェニックな写真を求めてやって来る
外国人観光客で連日賑わう観光名所となっています!
線路とその両脇に建つカフェや住宅との距離は、わずか数メートルしかなく、しかも、線路上で観光客が屯(たむろ)するなんて、日本の常識ではちょっと考えられませんが・・・
ベトナムならではの「”ゆる~い”感覚」にぜひ没入して(笑)異国情緒溢れる珍体験をお楽しみください〜!
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トレインストリート 場所
オススメは『北トレインストリート』!
『トレインストリート』は、ハノイ駅の北側と南側の2ヶ所にあり、
筆者は、北側のトレインストリートへ訪れました!
(※北トレインストリートは、主に「ディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通り」〜「フンフン(Phung Hung)通り」の線路区間を指します。)
北トレインストリートの方が、観光名所の『ホアンキエム湖」』『旧市街』『ハノイ大教会』とも近いので、観光客にとっては、アクセスしやすい立地かと◎
チャンフー通りの入場口からフンフン通りへ続く線路へ入ろう!
北トレインストリートの入場口はいくつかありますが、
▲地図上に赤い星マークを付けている
「チャンフー(Tran Phu)通り※フンフン通りへ続く線路」の入場口から入るのがオススメ!
なぜなら、この区間が最もカフェの数&観光客の数が多く賑わっていて、見応えがあるからです!
参考までに:ディエンビエンフー通りの入場口〜線路内の様子
一応試しに、「ディエンビエンフー通り」沿いの入場口からも入ってみたのですが、
こちらは、カフェがポツポツあるものの、住宅の方が多いため少し閑散としていました。
また、南トレインストリートの方は、直接確認はしていませんが、北トレインストリートと比べると、線路の距離が短く、観光名所からも若干離れるということで、人はあまりいない感じのようです。
トレインストリート これまでと現在
元々は線路脇住民の生活エリア
トレインストリートは、最初から観光客向けのカフェ通りだったわけではなく、、、
元々、線路脇には住宅だけが建ち並び、住民たちが生活をするうえでの共有スペースだったようです!
現在でもその名残で、住民たちが線路内にて洗濯や料理、路上販売、井戸端会議などに勤しむ様子を垣間見ることができますよ~!
SNSで話題になりカフェ通り化
2017年頃から観光客向けのカフェがポツポツとでき始め、2018年頃にYouTubeなどで「鉄道が線路脇の住宅スレスレを通過していく様子」が公開されると、海外で瞬く間に話題となりました。
SNSでバズったのを機に、線路脇のカフェ通り化がどんどん進み、現在のトレインストリートが誕生!外国人観光客が集まる人気観光スポットとなったわけです!
オーバーツーリズムにより一時立ち入り禁止に!
外国人観光客の急増と、鉄道走行の妨げとなるような一部観光客の危険行為(写真・動画撮影など)が問題となり、
(実際に人身事故も発生してしまったようです。)
2019年10月、ハノイ市当局の通達により、
線路脇で営業するカフェの閉店&外国人観光客の立ち入り禁止が敢行されるに至りました、、、!
線路脇のカフェ店舗には次々と罰金が課せられ、閉店に追い込まれてしまう事態に。
参照:VIETJO|ハノイ名物「線路すれすれカフェ」を一掃へ(2019/10/10配信)
周辺住民の要請により営業再開!
2019年10月から、観光客の立ち入りが禁止となってしまったトレインストリートですが、
2022年9月頃にトレインストリート沿いの住民たちが現地当局に対して、
「トレインストリートを廃止するのではなく、楽しくて安全な観光地にすることを検討してほしい!」と要請文を提出。
それから当局と周辺住民間で折り合いがついたのか、、、
2023年時点では、トレインストリートの立ち入りとカフェの営業が再開されています!
参照:Poste|ハノイのトレインストリート、周辺住民が再開を要請(2022年09月21日公開)
トレインストリート 楽しみ方
トレインストリートを楽しむための心得
2023年時点、安全規定の遵守を条件に、
観光客のトレインストリートへの立ち入り&カフェの営業が再開されています。
ただし、観光客による危険行為が再発してしまうと、現地当局から、再び「トレインストリートの封鎖&カフェの営業停止」が通達され、トレインストリートが存続できなくなる事態となってしまいます、、、!
なので、トレインストリートでの観光中は、現地監視員やカフェ店員の指示に従い、周辺環境への配慮や安全を第一に!写真撮影などを楽しむようにしましょう!
1. まずは線路内に入場しよう!
観光客がトレインストリートへ入場するためには、線路沿いのカフェのどれかに入店することが条件。
トレインストリートの入口(踏切横)には、監視員または客引きのカフェ店員・仲介人が常駐しています。
彼らのうちの誰かに断りを入れて、カフェまで誘導してもらう必要があります。
もしも観光客が、断りもなく勝手に線路内に入ろうとするものなら、、、
監視員が怒号をあげて制止し注意してきますので、気をつけてください。笑
ひとまず踏切にいる常駐スタッフに、カフェに入りたい旨を伝えればOK!
すると、その方もしくは別のスタッフが、カフェまで誘導してくれますので、はぐれないようについて行きましょう!
ただし、どのカフェに連れて行かれるかは、行ってみてのお楽しみ、、、!
観光客側では入店するカフェを選ぶことはできませんので、その点ご承知おきください(^_^;)
線路内では、店同士が客の奪い合いで激しい言い争いをするカオスな現場にも遭遇しました(゚д゚)!
争いなく線路内のカフェが平等に集客できるように、仲介人が案内しているようです(笑)
2. カフェに入ろう!
踏切でカフェ利用したい旨を伝えたら、仲介人が線路脇のカフェまで誘導してくれます!
オススメの席取りスポットは、スレスレで通過する電車を間近で体感するのに最適な外側の席!
トレインストリートの各カフェでは、コーヒーやビールなどドリンクの他にも、
「バインミー(ベトナムのサンドウィッチ)」、「ブンチャー(ベトナムのつけ麺)」、「ネムクオン(生春巻き)」といったご当地料理も味わえますよ!
3. カフェタイム&線路上で写真タイム!
カフェに入店して注文を済ませたら、カフェタイムまたは写真タイム!
でも、その前に電車が通過する時間を確認しておきましょう!
カフェの外壁または店内の壁に、電車が通過する時間が明記されているので、周辺を探してみてください。
電車の通過直前と通過中は、安全のために必ずカフェ店内に居ないといけませんが、それ以外のタイミングであれば、線路内に入って思う存分写真タイムを楽しめます!
私の場合は、電車の通過予定時刻前に、カフェの席確保(ノートやティッシュなどの盗まれてもいいやぐらいの品を席取り用に置いて行きました)と、線路内での写真タイムを済ませました!
そして、通過予定時刻が近づいてきたら、カフェに戻ってエッグコーヒーを飲みながら電車が来るのを待ちました〜!
4. 電車が通る時間を確認!スレスレで通過する電車を目の前で体感しよう!
電車が通過するまでの間は、監視員やカフェ店員の目が光り、ピリピリとした空気が漂います、、、!
私がカフェで待機していた時は、どうやら言うことを聞かずに線路内に入っていく外国人観光客がどこかにいたようで、
監視員の激しく怒り狂う声が、こだましていました。笑
で、通過予定時刻が近づくにつれ、皆ソワソワ、、、
そして、皆がスマホやカメラを片手に固唾を飲んで見守り続けること数分、、、!
私が居合わせた回は、予定通り電車が到着!
・・・って、めちゃくちゃ近い!!!!!(◎_◎;)
あまりの大迫力に、多くの外国人観光客が歓声と悲鳴をあげていました!
上の階でも電車は驚くほどスレスレで、カフェ店内へ身体を引っ込めていないと危険なくらいの距離感でした(・・;)
でも、迫力満点のシーンを撮影できて大満足です!!
まとめ
以上の通り、ベトナム・ハノイにある『トレインストリート』は、線路内で写真を撮ったり、カフェしながら目の前スレスレを通過していく電車を拝めたりと、エンタメ要素の強い観光名所です!
一時は安全上の理由で閉鎖されてしまいましたが、周辺住民の努力もあって、2023年時点では、再び観光客の立ち入り&カフェの営業が再開されるに至っています。
ベトナム旅の思い出づくりには最高の場所かと思うので、訪れてみる価値アリ!
ただし、トレインストリートの存続のためにも、観光客自身・周辺住民のためにも、モラル・マナーを守りながら安全第一でお願いしますね!
トレインストリート 概要
住所 | 3 P. Trần Phú, Hàng Bông, Hoàn Kiếm, Hà Nội |
カフェ営業時間 | 8:00〜23:30など(店舗による) |
※上記は、HORIMIが訪問した2023年8月時点の内容です。実際の内容とは異なる場合がありますので、ご了承ください。
※最新情報については、現地にてご確認いただきますようお願い申しあげます。
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